未認定の勝訴原告50人「救済を」=福田首相に働き掛けへ−自民委員会【2008.07.31】(時事通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080731-00000087-jij-soci

 自民党の「原爆被爆者対策に関する小委員会」は31日、原爆症訴訟で国に勝訴しながら認定されていない50人の原告をまず救済するよう、福田康夫首相に働き掛けることを決めた。
 厚生労働省は、爆心地からの距離など一定条件を満たせば積極的に原爆症と認定する新基準の運用を4月に開始。原告団305人のうち、仙台、大阪両高裁で勝訴が確定した11人を含め、これまで164人を認定した。
 その一方で、一審判決で勝訴しながら、認定されていない原告は50人に上る。厚労省は「積極認定の範囲から外れている」としており、今後の個別審査で認定されるかは不透明だ。