小学生向け新学習指導要領、解説書に「沖縄戦」を明記【2008.06.30】(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080630-00000062-yom-soci

 文部科学省は30日、2011年度から実施される小学校の新学習指導要領について、各教科ごとの解説書を公表した。
 社会科では、6年生で教える第2次世界大戦に関連して、国民が受けた被害として、新たに「沖縄戦」を明記した。
 沖縄戦については、現在も小学校の教科書すべてに記述されている。しかし、2006年度の高校日本史の教科書検定で、沖縄戦の集団自決に「日本軍の強制があった」とする記述が削除されたことを巡り、沖縄県などが強く反発したことを受けて、初めて解説書で「沖縄戦」を取り上げ、指導を促すことを決めた。第2次世界大戦で、国民が大きな被害を受けた事例としては、ほかにも「各地への空襲」「広島・長崎への原子爆弾の投下」を加えた。