映画:来月20日「劫火」上映 原爆の図を描き続けた故丸木夫妻の画業たどる /富山【2008.06.23】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080623-00000174-mailo-l16

 ◇平和考えトーク
 第二次世界大戦後63年の終戦記念日(8月15日)を前に、原爆の図15部作を描いた画家の故・丸木位里・俊夫妻を記録したドキュメンタリー映画「Hellfire劫火(ごうか)」(88年、ジャン・ユンカーマン監督)の上映会などが7月20日午後1時半から、富山市舟橋北町の県教育文化会館で開かれる。
 「劫火」は、原爆投下直後の広島に1カ月間滞在し、被爆者の救援にあたり、その後、2人が共同で原爆の被害を告発する大作「原爆の図」を描き続けた丸木夫妻の創作活動と画業をたどる作品。上映会は、県内で自主映画の上映を行う「シネ・ラ・セット21」(大島俊夫代表)主催。
 当日は上映会のほか、午後2時半から、丸木俊さんの絵本「ひろしまのピカ」のビデオ版の上映、同3時からは、「核武装する日本」(影書房)の共同執筆者の1人で、核開発に反対する会の槌田敦代表のトーク「隠して進む核武装」もある。
 大島代表は「核武装の主張が堂々と出始めている今、改めて核や平和について考えたい」と話している。前売り1000円、当日1500円。問い合わせは大島さん(080・3741・7863)。【青山郁子】