映画「靖国」:四万十市で今月30日、高知市で来月21日に自主上映 /高知【2008.06.13】(毎日新聞)

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 ◇市民グループ「1人でも多くの人に見てもらい、判断してほしい」
 靖国神社を舞台にしたドキュメンタリー映画靖国 YASUKUNI」(李纓監督)が四万十市(今月30日)と高知市(7月21日)で自主上映される。全国では既に上映が始まっているが、県内の映画館では、映画の中心的な登場人物で県内在住の刀匠(90)が出演場面のカットを求めていることに配慮して公開予定はない。自主上映の主催者は「1人でも多くの人に映画を見てもらい、内容について判断してほしい」と呼びかけている。
 「靖国」を巡っては、3月以降、右翼団体などの妨害を恐れて上映を中止する映画館が相次ぎ、表現の自由を巡る議論も巻き起こった。しかし、現在は全国の劇場で順次上映がスタート。県内の映画館での上映は決まっていないが、高知市四万十市で市民らの作るグループが配給会社「アルゴ・ピクチャーズ」(東京都港区)などに申し入れをし、自主上映を求めていた。
 四万十市での公開は「上映を求める会」(北沢保会長)の主催で、今月30日午後1時半、同4時、同6時半の3回、同市立文化センター(中村桜町)で。チケットは一般1000円、高校生以下800円。購入などの問い合わせは同会(0880・34・1147)へ。
 高知市は「映画『靖国』を高知で見る会」(代表、山崎秀一県平和運動センター議長)が主催し、7月21日午前10時、午後0時半、同3時、同6時の4回、県民文化ホール(高知市本町4)で上映する。チケットは前売り1000円、当日1300円で近く販売を開始する。問い合わせは県平和運動センター(088・875・7274)まで。【近藤諭】