有毒ガス漏出事故、旧日本軍遺棄化学兵器の可能性なし―黒竜江省チチハル市【2008.06.08】(Record China)

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6月7日の報道によると、黒竜江省チチハル市政府は、同5日に有毒物質による中毒で3人が死亡した事故について、調査の結果、旧日本軍の遺棄化学兵器である可能性はないと発表。写真は黒竜江省で発見された旧日本軍の不発弾。
2008年6月7日、新華社が伝えたところによると、黒竜江省チチハル市政府は、同5日に有毒物質による中毒で3人が死亡した事故について、調査の結果、現段階で旧日本軍の遺棄化学兵器である可能性はないと発表した。
事故は5日午前に発生。チチハル市鉄峰区の廃品回収所で古い鉄製ボンベの処理作業中、中から気体が漏れ出し、3人が死亡、18人が入院する騒ぎとなった。この気体はガラスや染料、樹脂の製造に使われるほか、毒ガス兵器としても使われる有毒ガス、ホスゲンと判明した。旧日本軍が製造したものである可能性も含め、現地の軍専門家が調査した。【 その他の写真 】
その結果、ボンベは気体貯蔵用のものであり、化学兵器弾ではないと断定。当初、疑われた旧日本軍の遺棄化学兵器である可能性も否定された。(翻訳・編集/KT)