中国人監督による映画「靖国 YASUKUNI」が好評【2008.05.05】(中国情報局)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0505&f=national_0505_005.shtml

  李纓監督のドキュメンタリー映画靖国 YASUKUNI」が5月3日、東京の映画館「渋谷シネ・アミューズ」で上映された。映画を見た多くの日本人は、「日本人には撮ることのできない優れた作品」と評価していたという。中国互聯網新聞中心が伝えた。
  日本に滞在する中国人映画監督の李纓氏は、10年間にわたってこの「靖国 YASUKUNI」を撮影した。61回目の憲法記念日となる今年の5月3日、様々な曲折を経て一般公開されることになった。
  映画を見に訪れた人は、「映画はとても素晴らしく、日本人はもっと歴史を知るべき」と語ったほか、この映画が「反日」という理由で上映が危ぶまれたことに対しては、「『反日』というより『反戦』。反対する人は映画を見てから発言するべき」と述べた。
  当日は朝から雨だったが、「渋谷シネ・アミューズ」など二つの映画館には大勢の人が詰め掛け、満席になったという。
  映画「靖国 YASUKUNI」は、靖国神社の「靖国刀」を鋳造する刀匠へのインタビューや、2005年8月15日に靖国神社で起こった様々な事件を記録し、また第二次世界大戦中の「靖国精神」を振り返ることによって、日本社会の戦争や歴史に対する複雑な気持ちを映し出している。
  「渋谷シネ・アミューズ」では5月10日まで、その後は東京や大阪など約20の映画館で上映されることになっている。写真は「靖国 YASUKUNI」を公開した「渋谷シネ・アミューズ」の関係者がメディアの取材を受けている様子。