毎日新聞 3月22日〜24日

毎日新聞 2007.03.24 その他】
独仏共通歴史教科書:現場で始動 負の歴史に目を背けず
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/archive/news/2007/03/24/20070324ddm007030140000c.html
 欧州統合をけん引してきた独仏が共同で編さんした共通歴史教科書が、学校現場で本格的に使われ始めている。教科書はローマ条約50周年を迎える欧州連合(EU)にとって象徴的なもので、現場でも「欧州人としての自覚を育てる」と評価されている。一方、同じEU内でも独・ポーランドは歴史問題で対立、共通教科書のめどはたっていない。【パリ福井聡、ベルリン斎藤義彦】


毎日新聞 2007.03.23 靖国
靖国参拝訴訟:原告敗訴確定
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/archive/news/2007/03/23/20070323ddm041040163000c.html
 小泉純一郎前首相と石原慎太郎東京都知事靖国神社参拝は政教分離を定めた憲法に違反するとして、日本や韓国の戦死者遺族らが違憲確認と1人あたり3万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(才口千晴裁判長)は22日、原告側の上告を棄却する決定を出した。憲法判断を示さずに訴えを退けた1、2審判決が確定した。


毎日新聞 2007.03.23 その他】
城山三郎さん死去:指導者の資質、追求 海軍体験、執筆の原点
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/archive/news/2007/03/23/20070323ddm041040138000c.html
 22日亡くなった城山三郎さんは、昨年6月、毎日新聞の長期連載「戦後60年の原点」の総括インタビューで「政治でも経済でも、リーダーが自分のために動くとだめだ」と語った。「指導者に求められる資質」が変わらぬテーマだった。敵対的買収が相次ぐ最近の経済界の風潮を憂え、「金の力に任せるところに美学はない。金もうけのうまい人や会社に興味なし」と舌鋒(ぜっぽう)鋭く論じていた。


毎日新聞 2007.03.23 日朝関連】
安重根伊藤博文狙撃のピストル保管木箱、故郷へ 沖縄の会社役員、韓国に寄贈
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/archive/news/2007/03/24/20070324dde041040029000c.html
【ソウル中島哲夫】1909(明治42)年に当時の韓国の民族運動家、安重根が、初代韓国統監の伊藤博文を中国ハルビン駅で狙撃した際に用いたピストルが、少なくとも34年にわたり保管されていたとみられる木箱を、日本人が再発見しソウルの安重根記念館に無償で寄贈した。24日、同館が明らかにした。26日の「安重根義士殉国97周忌」の式典で実物を公開する。


毎日新聞 2007.03.23 原爆】
原爆症認定訴訟:制度改善求め要望書 厚労省に原告ら−−東京地裁判決受け
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/archive/news/2007/03/23/20070323ddm041040149000c.html
 国の認定申請却下処分を巡る原爆症訴訟の東京地裁判決を受け、原告らは22日、厚生労働省に対して認定制度を改めるよう要望書を手渡した。昨年5月以降、大阪・広島・名古屋・仙台・東京の5地裁判決で国の原爆症認定が否定されたことから、控訴の断念・取り下げや原告らと厚労相との協議の場を設置するよう要望した。【北川仁士】


毎日新聞 2007.03.23 中国残留孤児】
中国残留孤児訴訟:徳島地裁、原告の請求棄却 「国に法的責任なし」
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/archive/news/2007/03/23/20070323dde041040036000c.html
 徳島県内に住む中国残留孤児4人が「終戦後、中国に置き去りにされたのに、国は速やかな帰国措置や帰国後の支援を怠った」として、1億3200万円(1人当たり3300万円)の国家賠償を求めた訴訟の判決が23日、徳島地裁であった。阿部正幸裁判長は「国は早期帰国、自立支援の政治的責務を十分に尽くしているとは言い難いが、国の政策の立案・実行に違法性はない」として請求を棄却した。原告側は控訴する方針。


毎日新聞 2007.03.22 日本軍「慰安婦」問題】
従軍慰安婦問題:在韓日本大使館前で抗議−−韓国の団体メンバー男性
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/archive/news/2007/03/22/20070322ddm002030103000c.html
【ソウル共同】日本を批判している韓国の団体「活貧団」のメンバーの男性が21日午前11時50分(日本時間同)ごろ、ソウルにある日本大使館正門横の警備室屋上に上がり、従軍慰安婦問題に関する安倍晋三首相の発言を非難、約15分後に警察当局に取り押さえられた。


毎日新聞 2007.03.22 原爆】
原爆症認定訴訟:30人中21人を認定 東京地裁「国の基準に不備」
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/archive/news/2007/03/22/20070322dde001040076000c.html
 原爆症の認定申請を却下された東京都と茨城県被爆者30人(うち11人死亡)が国の却下処分取り消しなどを求めた集団訴訟で、東京地裁は22日、30人中21人を原爆症と認める原告側勝訴の判決を言い渡した。最大の争点の国の認定基準について、鶴岡稔彦裁判長は「一定の限界があり、個別事情を踏まえた判断が必要」と不備を指摘した。


毎日新聞 2007.03.22 原爆】
原爆症認定訴訟:東京地裁判決 94歳母「よかった」 直前力尽きた娘に朗報
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/archive/news/2007/03/22/20070322dde041040040000c.html
 命が尽きるまで闘った愛娘の遺志が司法に通じた。原告の多くを原爆症と認めた22日の東京地裁判決。今年2月に大腸がんで65歳で亡くなった原告、斉藤泰子さんの母、友谷(ともたに)幾さん(94)は「よかった」と胸をなでおろした。