「日本軍の残虐な行為は歴史的真実」、南京大虐殺記念館展示修正申し入れに反発―江蘇省南京市【2008.01.19】(Record China)

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2008年1月、日本側の南京大虐殺記念館展示修正の要求に、「南京大虐殺の真実を覆すことは出来ない」と反発の声が上がっている。写真は南京大虐殺記念館の新館。
2008年1月、日本側の南京大虐殺記念館展示修正の要求に、「南京大虐殺の真実を覆すことは出来ない」と反発の声が上がっている。環球時報が伝えた。
11日、在上海日本総領事館の隈丸優次総領事は江蘇省南京市の南京大虐殺記念館を訪問、「日本人の残虐性が強調され、反日感情や恨みを引き起こす」と指摘した。また一部で客観性が疑問視されている「死者30万人」という数字が以前よりも強調されていること、日本が戦後に平和的な発展の道を歩んだこと、日中正常化以後の両国関係が描かれていないことを指摘した。【 その他の写真 】
同館の朱成山(ジュー・チョンシャン)館長は「我々は平和的な記述を十分に記載し、日本にも配慮している」とコメントした。中国社会科学院の高洪(ガオ・ホン)研究員は「南京大虐殺は疑いようのない歴史的事実であり、東京裁判でも認定されている。日本軍の残虐な行為は否定することは出来ない。中国人は歴史を重んじるが、それは歴史の悲劇が再び繰り返されないようにするためで、憎しみの心を保つためではない」と反論している。(翻訳・編集/KT)

強制連行犠牲者遺骨101柱、23日に日本から返還【2008.01.22】(YONHAP NEWS)

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【東京21日聯合】日本植民地時代に日本軍の軍属として徴用され死亡し、東京の祐天寺で保管されていた朝鮮半島出身者の遺骨101柱が、23日に故国に戻る。
 駐日韓国大使館が明らかにしたところによると、日帝強占下強制動員被害真相糾明委員会と外交通商部関係者から成る韓国政府代表団と遺族約50人が、21日に日本を訪れ遺骨返還手続きに入った。22日に祐天寺で、政府代表団と遺族、日本の厚生労働省や外務省など政府関係者が出席するなかで追悼式が開かれる。この席で日本側は、被害者の死亡経緯や遺骨収集の経緯などについて説明し、遺族に謝罪する立場を示すものとみられる。
 返還対象の遺骨はすべて韓国国籍の軍人と軍属で、いずれも韓国で遺族が確認され、遺族も遺骨引渡しの意思を強く表明してきたとされる。遺骨101柱のうち87柱は陸軍、14柱は海軍に属していた。
 韓国大使館は、韓日の政府はさらに上半期に66柱、下半期に約100柱を韓国に返還する計画だと伝えた。韓国に返還された遺骨は追悼式の後、遺族の希望に応じそれぞれ安置される。
【関連記事】
韓国人戦没者の遺骨返還=遺族「終止符打ちたい」【2008.01.22】(時事通信)
<韓国出身戦没者>遺骨追悼式に初めて韓国人遺族ら出席【2008.01.22】(毎日新聞)
「胸張り裂けそう」 旧軍人・軍属韓国人遺骨返還 追悼式に初の遺族【2008.01.23】(産経新聞)

「戦争の醜さ教科書に」 集会で生徒の声紹介【2008.01.23】(琉球新報)

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【東京】1・22教科書検定意見撤回を求める集会(大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を広める首都圏の会など主催)が22日夜、東京都の文京区民センターで約150人が参加して開かれた。沖縄戦の学習に力を入れる平井美津子中学校教諭(大阪市)が、今回の教科書検定に対して生徒からの「お父さんが妻や子どもを殺すときどんな思いをしたのか、考えるだけで涙が止まらない。命令しない限り絶対自決はしない」などの意見を紹介した。
 その上で平井教諭は「沖縄戦から学んだことは子どもたちの中に残っている。今こそしっかりと沖縄の学習をしなければいけない」と訴えた。
 平井教諭の学校は毎年修学旅行で沖縄を訪れ、戦跡めぐりや体験者の話を聞く機会を設けている。昨年度は沖縄戦をテーマにした劇を文化祭で上演した。
 平井教諭が12月末、高校に進んだ教え子に意見を求めたところ「多くの尊い命が無残に奪われたことを教科書に載せてほしい」「戦争体験者が少なくなる中、教科書で伝えないと真実や醜さが分からなくなってしまう。二度と戦争なんかしたくないから書いてほしい」などの意見があった。
 また「友達と話しても、沖縄の人が自ら進んで自決したと認識していて悲しい。教科書がきちんと書かないことや政府の教育に問題がある」などと、歴史認識の違いを指摘する意見もあった。そのほか石山久男歴史教育者協議会委員長、執筆者の坂本昇さん(高校教諭)、林博史関東学院大教授らが訂正申請の結果に対する考えを報告した。

強制連行犠牲者の遺骨、故国に戻り追悼・安置【2008.01.24】(YONHAP NEWS)

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【天安23日聯合】日本植民地時代に旧日本軍の軍人・軍属として徴用され日本で死亡した朝鮮半島出身者の遺骨101柱が韓国に返還され、23日に忠清南道・天安の望郷の丘で追悼・安置式が行われた。
 追悼式には全基浩(チョン・ギホ)委員長をはじめとする日帝強占下強制動員被害真相糾明委員会の関係者や、行政自治部の韓凡悳(ハン・ボムドク)第2次官、日本の重家俊範駐韓大使、犠牲者の遺族ら400人以上が出席した。犠牲者のための舞や宗教別の追悼儀式、追悼の辞の朗読、献花・焼香、弔銃・黙とうの順で進められた。
全委員長は追悼の辞で「日本帝国に引っ張って行かれ一握りの灰となった犠牲者を、ようやく故国にお連れすることができた」と述べ、その魂が安らかに休めるよう恒久的な追悼空間を作るために最善を尽くすとした。追悼式の後、遺骨は納骨堂の「望郷の家」などに安置された。

戦争証言収録始まる 全国で15万人目標【2008.01.25】(琉球新報)

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 戦場体験の証言を映像で記録保存する「戦場体験放映保存の会」(東京)のメンバーが、24日から県内で初めて沖縄戦体験者の証言の映像記録を始めた。午前中は糸満市の県平和祈念資料館で公開収録会を開き、同資料館友の会のボランティアガイドらを前に、元県議の瑞慶覧長方さん(75)=南城市大里=の証言をビデオに収めた。
 同会理事の張替麻里さん(37)と記者の馬場朋子さん(37)、中村艶子さん(72)と沖縄支局長の宮城都志子さん(62)=名護市=が27日までの日程で、元ひめゆり学徒隊対馬丸語り部ら8人の戦場体験を記録する。
 収録を前に、張替さんは「父方のおじがフィリピンで戦死し、母方のおばが戦中、飛行機工場の暗号係として休みなく働き盲腸破裂で亡くなったことが活動のきっかけ。同世代の活動の賛同者は少ないが、皆さんの力を借り、平和のために多くの戦場体験を事実として残したい」と語った。
 瑞慶覧さんは日本軍による食料強奪と壕追い出し、日本兵が沖縄出身兵士を虐殺する場面を目撃した体験を証言。「自決する時の手りゅう弾の取り扱いは、国民学校と公民館に駐留していた日本軍の軍曹から常に教えられていた」「捕虜になるよう呼び掛けた男性(沖縄出身兵士)を、日本兵3人がスパイと言って後ろから切りつけ、ばさっと首が落ちた」と証言した。
 体験者の高齢化が進む中、戦場体験放映保存の会は体験者が生存中に15万人の証言を映像記録に残し、資料館への永久保存を目指している。問い合わせは宮城さん0980(53)1582。

思想戦だ 保守系政治家が集結「南京の真実」披露【2008.01.25】(産経新聞)

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 昭和12年の南京攻略戦や極東国際軍事裁判東京裁判)の実相を検証する映画「南京の真実」の第1部「七人の『死刑囚』」の完成披露記者会見が25日、東京都内で開かれ、自民、民主両党などの保守系衆院議員8人が出席した。それぞれが異口同音に、中国の宣伝工作に負けずに子供たちに正しい歴史を伝える重要性を強調した。
 昨年から今年にかけ、中国や米国では約10本の南京事件をテーマとした映画が製作され、日本軍の残虐行為や被害者数を誇大に描いている。
 「われわれが政治家として受けて立たないといけない課題だ。仕掛けられている思想戦に勝たないといけない」
 無所属の西村真悟氏がこう指摘すると、民主党渡辺周氏は「歴史の捏造(ねつぞう)は、中国にとって何の罪の意識もない」、松原仁氏は「まだ中国の手が回っていないところで、いかにして防護さくをつくるかが重要だ」と呼応した。
 一方、自民党赤池誠章氏は「一番の問題は日本の中に(外国勢力の)協力者がいることだ」と述べ、稲田朋美氏も「日本ほど自国の名誉に無関心な政治家の多い国はない」と語った。また、元文部科学相中山成彬氏は「日本の子供たちにとって残念なのは、本当の歴史を(偏向した)教科書からは学べないことだ」と現在の教科書のあり方を批判した。

日本による独島の精密地図作製、北朝鮮が非難【2008.01.27】(YONHAP NEWS)

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【ソウル25日聯合】北朝鮮歴史学学会は25日、日本がこのほど衛星データを利用し独島の2万5000分の1地形図を作製、公開したことを、「わが民族の尊厳と自主権に対する、受け入れがたい侵害」と糾弾した。
 北朝鮮朝鮮中央通信によると、歴史学学会は報道官談話で、「独島は昨日も今日も、明日もわが民族の神聖な領土だということは、歴史的にも国際法的にも反論できない、確証ある、公認された事実」とし、日本の反動勢力が独島の領有権を主張することは片意地にすぎないと述べた。独島領有権の主張を捨て、過去の犯罪行為を正しく謝罪、賠償するよう促した。また、韓国に対しても、民族魂を投げ出して顧みず韓日協力の強化を叫ぶ極右保守勢力の売国行為を断固として粉砕すべきだと主張した。
 北朝鮮のウェブサイト「わが民族同士」も、日本による独島の地図作製を「自主権に対する受け入れがたい侵害。侵略的な領土拡大の野望を再びあらわにした国際的な犯罪行為」と非難した。
 北朝鮮の主要メディアは、韓国大統領選後に韓日米で3カ国協力体制強化論が相次いでいるのに対し、米国の「保守強硬勢力」と「日本の反動勢力」が北朝鮮に対する圧力共助を推進していると非難している。

上映会:元従軍慰安婦の記録映画、調布などで来月 /東京【2008.01.27】(毎日新聞)

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 第二次世界大戦中、旧日本軍の従軍慰安婦だった女性の被害回復の過程をつづった映画「オレの心は負けてない」(安海龍監督)の上映会が2月、調布、あきる野、立川の3市で開かれる。
 主人公の在日朝鮮人、宋神道(ソンシンド)さん(85)は、16歳で中国戦線に展開する日本軍の慰安所で働かされた。93年には日本政府を相手取って首相名の謝罪文などと損害賠償を求め、実名で東京地裁に提訴したが、03年に最高裁で上告が棄却され敗訴が確定した。
 映画は裁判を支援する会のメンバーら670人の募金をもとに07年に製作。宋さんと裁判の様子を中心に、関係者のインタビューも加えて編集した。当初は誰も他人を信用しようとしなかった宋さんが周囲の支えを得ながら裁判を闘う中で人への信頼を取り戻していったという。
 上映会は▽2月2日午後6時から調布市民プラザ(300円、042・487・7710)▽3日午後2時からあきる野市秋川ふれあいセンター(800円、042・596・3463)▽9日午後2時から立川市女性総合センター・アイム(1000円、042・573・4010)。【林哲平】

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