上映会:元従軍慰安婦の記録映画、調布などで来月 /東京【2008.01.27】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080127-00000154-mailo-l13

 第二次世界大戦中、旧日本軍の従軍慰安婦だった女性の被害回復の過程をつづった映画「オレの心は負けてない」(安海龍監督)の上映会が2月、調布、あきる野、立川の3市で開かれる。
 主人公の在日朝鮮人、宋神道(ソンシンド)さん(85)は、16歳で中国戦線に展開する日本軍の慰安所で働かされた。93年には日本政府を相手取って首相名の謝罪文などと損害賠償を求め、実名で東京地裁に提訴したが、03年に最高裁で上告が棄却され敗訴が確定した。
 映画は裁判を支援する会のメンバーら670人の募金をもとに07年に製作。宋さんと裁判の様子を中心に、関係者のインタビューも加えて編集した。当初は誰も他人を信用しようとしなかった宋さんが周囲の支えを得ながら裁判を闘う中で人への信頼を取り戻していったという。
 上映会は▽2月2日午後6時から調布市民プラザ(300円、042・487・7710)▽3日午後2時からあきる野市秋川ふれあいセンター(800円、042・596・3463)▽9日午後2時から立川市女性総合センター・アイム(1000円、042・573・4010)。【林哲平】

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