映画:「靖国」県内でも上映 9月13日から石和で /山梨【2008.07.22】(毎日新聞)

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 靖国神社を描いたドキュメンタリー映画靖国 YASUKUNI」が9月13日から、笛吹市石和町八田の映画館「テアトル石和」で県内初上映される。右翼団体の抗議などで上映を中止する映画館が相次ぎ話題になったが、21日に行われた試写会で混乱はなかった。同館は「映画は純粋なドキュメンタリー。靖国のあり方に賛成する人も、反対の人も自分の目で作品を見てほしい」としている。
 一般上映は同館と、甲州市の民間団体「映画普及運動センター」(鶴岡清代表)の共催。同センターは県内で、社会問題を扱った自主製作映画の配給や普及を図ってきた。今春から靖国の上映を検討し、配給元と交渉していた同館と、準備会を発足した。
 有泉英機館長(67)は「上映中止を求める声に過剰反応すれば、こういう問題が起こるたびに作品が上映できなくなるため、ここで踏みとどまらなくてはいけないと考えた」と話している。
 上映期間は10月10日まで。1日5回(金・土曜日は6回)の上映で、前売り1300円、当日1800円。シニア(60歳以上)、学生、障害者は1000円。問い合わせは同館内の「映画『靖国』をみる会」(電話055・262・4674)。【中西啓介