韓国に冷静対応求める=「互いの立場に理解を」−福田首相【2008.07.14】(時事通信)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080714-00000079-jij-pol

 福田康夫首相は14日夕、文部科学省が中学校社会科の新学習指導要領解説書に竹島(韓国名・独島)問題を明記したことについて「(日韓には)お互いの立場がある。立場を乗り越え、理解を深めていくことが必要だ」と述べ、韓国政府に冷静な対応を求めた。明記の理由に関しては「領土の問題について考え方を持たなければならないのは当然だ」と説明した。都内で記者団の質問に答えた。
 町村信孝官房長官もこれに先立つ記者会見で、「一つ一つの案件で日韓関係が大きく左右される事態は避けたい。冷静に対処すべきで、韓国側にもそう期待している」と語った。解説書で日韓の主張の相違にも触れたことに関し「日韓関係をできるだけぎくしゃくしてはいけないという日本政府の意図の表れ」と、韓国側に配慮したことを明らかにした。