合同慰霊式:戦没者・戦災死者ら1万7000柱に平和誓う−−呉 /広島【2008.07.02】(毎日新聞)

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 呉市戦没者戦災死者と旧呉鎮守府管内非戦闘員殉職者1万7000余柱の冥福を祈る合同慰霊式が先月30日、同市中央3の市文化ホールで営まれ、参列者約600人は祭壇に供花をして恒久平和を誓った=写真。
 合同慰霊式は1952年から始まり、今年は56回目。市遺族連合会(脇武壽会長、250人)、呉郷友会(佐々木有会長、130人)、自治会長、民生委員らのほか、市立呉高1年生160人も参列。小村和年市長の式辞、来賓の追悼の辞に続いて生徒代表の今井惇平君が平和の言葉を述べ、為積薫さんが献花した。
 同市によると、1万7000柱の内訳は戦死者戦傷病死者約8000人(うち太平洋戦争約4500人▽呉鎮守府管内戦没者5492人▽呉海軍工廠(こうしょう)従業員殉職者1464人▽戦災死者2071人――など。45年3月19日〜8月14日の計14回の呉空襲では、延べ約100機のB29が襲来、2万3589戸が焼失し、死者1939人、負傷者2948人にのぼった。【牧正】