中国人被爆者追悼碑:来月7日に除幕式 /長崎【2008.06.27】(毎日新聞)

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 戦時中に強制連行され、長崎原爆のため収容先の長崎刑務所浦上刑務支所(現・平和公園)で死亡した中国人33人の追悼碑建立を計画している委員会(代表=本島等・元長崎市長)は26日、長崎市役所で会見し、来月7日の除幕式や碑の概要を説明した。
 同委員会は、昨年9月から募金を開始。一時は募金が集まらずに苦境に立たされたが、市民の協力で目標とした建立費300万円のうち約5分の4を集めることができた。碑は平和公園の平和の泉横に設置され、幅約1・7メートル、高さ約50センチの台座の上に幅1・2メートル、高さ1・9メートルの碑が据えられる予定。表の碑文は本島さんが揮ごうする。
 7月7日の除幕式では、原爆のため死亡した中国人の遺族3人のほか、委員会メンバーなど約70人が参加し、黙とうをささげる。本島さんは「心ある市民が追悼碑を建てようと計画し、予算のめども立った。中国人被爆者の冥福と新しい日中友好を続けられれば」と話した。【下原知広】