被爆体験者46人提訴 追加3回目、原告101人に 長崎地裁【2008.06.10】(西日本新聞)

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 長崎原爆で爆風などを浴びながら被爆者援護法に基づく被爆者に認められていない「被爆体験者」が長崎県長崎市、国に被爆者健康手帳の交付などを求めた集団訴訟で、同県内の46人が9日、長崎地裁に追加提訴した。昨年11月の提訴以来3回目の追加で、原告数は計101人(うち1人死亡)となった。7月中に、さらに99人が追加提訴する予定。
 46人は長崎市や同県諫早市などの63‐93歳の男女。いずれも原爆投下時、爆心地から半径12キロ以内にいた。このうち、爆心地から8、5キロ地点で被爆した長崎市北浦町の農業森昇さん(72)は「『被爆体験者』は行政が勝手に付けた名前。私たちはみんな被爆者だ」と訴えた。