映画「靖国」:京都シネマで上映始まる 「話題作」ほぼ満席に /京都【2008.06.08】(毎日新聞)

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◇予定を2カ月早め上映
 靖国神社を描いたドキュメンタリー映画靖国 YASUKUNI」(李纓(リイン)監督)の上映が7日、下京区京都シネマで始まった。右翼団体の抗議などにより、各地で上映中止が相次いだことで注目を集めたこともあり、開場後はほぼ満席状態。観客らは「話題作」に、見入っていた。
 午前10時15分の上映を前に、同8時半ごろから観客が並び始め、104席のほとんどが埋まった。開始直前には神谷雅子・京都シネマ代表が「映画は人が見て初めて映画になる。8月に上映する予定だったが、お客さんからの要望もあり、6月に早めた」と説明した。
 鑑賞後、立命館大国際関係学部3年の岡島唯さん(20)は「靖国神社は、周辺の国や政治の状況などで、戦死者を祭るという意味以上のものを背負わされていると感じた。内容は、大問題になるようなものではなかったと思う」と話していた。
 7月上旬まで上映。20日までは1日3、4回で、以後は未定。問い合わせは京都シネマ(075・353・4723)。【田辺佑介】