東京大空襲訴訟:原告団、協力訴えチラシ配る 地裁に証拠調べ求め /東京【2008.05.14】(毎日新聞)

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 東京大空襲訴訟原告団(星野弘団長、原告数・132人)は弁護団とともに、同訴訟の証拠調べの実施を東京地裁に求める緊急団体署名を進め、同地裁前でチラシを配って市民に理解と協力を訴えている。
 同訴訟はこれまで5回の口頭弁論が開かれているが、原告側は先月、作家で東京大空襲・資料センターの早乙女勝元館長ら専門家6人などの証拠調べを求める文書を同地裁に提出した。
 これに対し、被告の国は専門家証人などすべての尋問は不要、早乙女館長には「かえって有害」などとする意見書を提出した。
 原告側は国側の姿勢に危機感を抱き、9日以来、地裁前で断続的に街頭活動をしている。チラシは数千枚用意され、配布は今月末まで計10回予定されている。
 星野団長は「チラシを受け取ってくれる人は多く、東京の空襲で戦災にあったという女性は立ち止まって私たちの訴えに耳を傾けてくれました」と話している。【沢田猛】