映画「靖国」:大阪より西で初上映 17〜30日、テアトル徳山 /山口【2008.05.14】(毎日新聞)

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右翼団体の抗議で中止相次ぐ「靖国
 ドキュメンタリー映画靖国 YASUKUNI」(李纓(リイン)監督)が17〜30日、周南市銀南街のテアトル徳山で上映される。右翼団体の抗議などで一時、上映中止が相次いだ映画。10日から封切られている大阪市より西では、テアトル徳山が初の上映となる。
 李纓監督は滞日約20年の中国人監督。10年かけて「靖国」を制作した。第二次世界大戦中の靖国神社で軍人に贈る「靖国刀」を作った刀鍛冶(かじ)や軍服を着て参拝する人々、靖国への合祀(ごうし)撤回を求める台湾や韓国の遺族らを淡々と描いている。
 テアトル徳山を経営している毎日興業(周南市)の森本文矢専務は「上映中止が相次いでいたころに上映したいと思った。いろいろな考えにバランスが取れた作品。『日本は面白い国だ』ということを監督は表現したかったのではないか」と話している。上映開始時刻は午前10時、午後0時15分、同2時半、同4時45分、同7時。問い合わせはテアトル徳山(0834・21・7504)。
 靖国は24日から広島市中区のシネツイン2新天地、31日から下関市の下関スカラ座シアター・ゼロでの上映も決まっている。【久保田修寿】
〔山口東版〕