新追悼施設阻止を 和歌山・遺族連合会が大会で決議【2008.05.06】(産経新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080506-00000042-san-l30

 和歌山県内の戦没者遺族らでつくる県遺族連合会が5日、第42回和歌山県戦没者遺族大会を県民文化会館大ホールで開催し、国立戦没者追悼施設の新設阻止をめざすことなどを決議した。
 会場には午前11時半、約1000人の県内の遺族らが出席。加藤清会長が「悲惨な戦争を知らない人が増えてきた。豊かな現代の礎となった英霊を忘れないよう務めなければならない」などとあいさつ。
 このあと、参加した遺族らは「内閣総理大臣靖国神社参拝が定着することを強く願う」「戦没者遺族に対する処遇の改善に努力する」との宣言を採択。「国立の戦没者追悼施設の新設を断固阻止すること」「戦没者遺児の遺骨収集、慰霊巡拝を拡充すること」などを決議した。
 参加した遺族らは「国民の感情を無視し、靖国神社を形骸(けいがい)化し、未来に禍根を残す恐れがある」と話し、国立の戦没者追悼施設の新設を断固阻止したいと訴えた。