江戸幕府が「独島=朝鮮領」地図を利用、世宗大教授【2008.05.02】(WoW!Korea)

http://www.wowkorea.jp/news/Korea/2008/0503/10043897.html

【ソウル2日聯合】日米が19世紀に小笠原群島をめぐり争っていた当時、日本が独島を朝鮮領土と明示した地図を提示し、小笠原群島の領有権を獲得した事実が公開された。
 世宗大学の保坂祐二教授は2日、1854年に日米が小笠原群島の領有権論争を繰り広げていた際に、江戸幕府が幕府の公式地図である三国接壌之図を提示し、米国の主張を崩したとの内容の論文を公開した。
 論文によると、日本は「徳川家康が小笠原群島の名称を小笠原と命名した」とする古文書(1691年)と、林子平が作製した三国接壌之図(1786年)を提示したが、米国は「日本語で書かれた文書は国際法上の証拠能力がない」と無視した。そこで日本はフランス語に翻訳された三国接壌之図を提示して米国の主張を崩し、小笠原群島を国際法上の日本領として確定した。フランス語版の三国接壌之図には、独島と鬱陵島に「朝鮮に属する」という文句が明示されており、日本語版にも2つの島に「朝鮮の所有」と記載されている。
 保坂教授は、「林子平の地図と著書は領土紛争の際に公式資料として活用された。地図に朝鮮領として明示された独島は、日本が林子平の地図を公式資料として採択した時点で既に朝鮮領として確定されたとみるべきだ」と主張している。
 保坂教授はまた、昨年発表された島根県竹島問題研究会の最終報告書は歪曲(わいきょく)されたものだとする論文を書いており、この日本語版を島根県など日本各地に配布する計画だと明らかにした。論文の主な内容は2006年に発表されたもので、今回の論文には日本と米国が小笠原群島をめぐり繰り広げた領有権紛争と三国接壌之図が提示された事実などが追加された。