「靖国」上映中止に抗議【2008.04.08】(デイリースポーツ)

http://www.daily.co.jp/newsflash/2008/04/08/0000923779.shtml

 ドキュメンタリー映画靖国 YASUKUNI」の上映中止が相次いだ問題で、日本シナリオ作家協会(東京都港区、西岡琢也理事長)は八日、「この状況を黙認・傍観するすべての人々を憎悪する」との抗議声明を発表した。
 「映画を公に発表する場を強圧的に奪うことはわれわれ表現者のみならず、国民一人一人の生活をも窒息、萎縮(いしゅく)させてしまう憂慮すべき事態を招くに違いない」と批判。「これからも、数年来この国を覆い続けるきな臭い不穏な時代の空気に抗(あらが)っていく」と結んでいる。
 新潟県弁護士会の高野泰夫会長も同日、映画関係者に対して「表現の自由に対する不当な圧力に屈することなく、毅然(きぜん)とした態度で臨むことを要請する」とする声明を出した。
 同弁護士会などによると、日弁連が会長談話を発表しているが、都道府県弁護士会としては初めてという。新潟県では、新潟市の映画館が六月以降の上映を決めている。