高校生1万人署名活動:きょう6回目の訪韓 鹿児島から新たに参加 /長崎【2008.03.28】(毎日新聞)

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 県内の高校生が中心となって核兵器廃絶を求める署名を集める「高校生1万人署名活動」の高校生9人が28日、訪韓し、在韓被爆者や現地の高校生と交流する。訪韓は03年から続けており、今年で6回目。今回は県内の5人に加え、初めて鹿児島県の高校生4人が加わる。31日に帰国する。
 1万人署名の実行委は今年から、被爆者の体験談をビデオで撮影しDVDにまとめる活動を始めており、一行は在韓被爆者を2人ほど収録する予定。また29日には被爆者が多く在住し、「韓国のヒロシマ」と呼ばれる慶尚南道陜川(ハプチョン)郡も初めて訪問する。
 30日には在韓被爆者訴訟の原告だった故・崔季〓(チェゲチョル)さん(04年に78歳で死去)の遺族を訪問。昨年、韓国から初めて「高校生平和大使」となった被爆3世の李建雨さん(17)ら現地の高校生と、釜山駅前で署名活動をする。
 参加する長崎南高2年、山崎翔矢さん(17)は「日本と韓国では、原爆に対する視点は違うと思う。署名活動を一緒にすることで、その距離が縮められれば」と意欲を語った。【錦織祐一】〔長崎版〕