パール判事の見解


「パール判事も 侵略と残虐行為は明白だと」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-08-22/2007082202_05_0.html

しばしば、東京裁判を勝者の裁きとして批判する立場の人に
よって語られる。インドのパール判事。しかし、彼の主張の
全体像は、意図的に語られていないように思う。

批判したのは裁判の進め方
 日本の侵略戦争を肯定する「靖国」派などは、パール判事の立場を、日本に戦争責任がないことを国際的に証明するものであるかのように利用してきました。安倍氏も首相就任直前に発表した『美しい国へ』で、東京裁判に関しては「事後法によって裁いた裁判は無効だ」との議論があると言及。昨年十月六日の衆院予算委の答弁でも「事後法」論を展開し、同裁判に疑問を表明しました。

 しかしパール氏は、先の戦争での日本の行動を正当化したわけではありません。裁判の法的な進め方を批判したのです。

では、彼は日本の戦争そのものについて、どう思っていたのだろうか?

“残虐行為の証拠 圧倒的”
 同氏が独自にまとめた「パール判決書」は、三一年からの満州事変について、「たしかに非難すべきものであった」「一国の他国領土内への膨脹(ぼうちょう)(政策であり)…かような政策を正当化する者もおそらくないであろう」などと述べています。三七年の南京事件についても、残虐行為の「証拠は、圧倒的である」としています。

これについて、パール支持者は何を思ったのだろう?


(Juggler)