【2007.7.7】盧溝橋事件70周年

中国 従軍慰安婦の資料展始まる 上海師範大 毎日新聞 2007.7.7
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070707-00000007-maip-int

【上海・大谷麻由美】盧溝橋事件(1937年7月7日)で始まった日中戦争から70年を記念し、上海師範大学で従軍慰安婦資料展が5日から始まった。慰安婦問題を巡っては、米下院外交委員会で対日決議案が採択されるなど、日本への風当たりは厳しい。しかし日中関係改善の流れを受け、中国メディアの報道は展示の内容だけにとどまり、抑制気味だ。展示は9月5日まで。
 同大の中国慰安婦問題研究センターが14年間にわたる調査・研究で集めた元慰安婦の証言や慰安所の写真などが紹介されたほか、旧日本軍の消毒薬やコンドームも展示された。一部に日本語の説明もつけられた。見学していた女子学生は、日本の国会議員が軍による強制性を否定していることについて「歴史の真実は変えられないし、否定もできない」と批判した。
 蘇智良・同センター主任は「慰安婦などの問題は未解決。日中友好に向け、どう解決するかを考えていかなければならない」と開催の意義を語った。同センターによると、中国大陸で元慰安婦であることを公表している生存者は、47人いる。

参観者1400万人、開館20周年を迎えた抗日戦争記念館―北京市 Record China 2007.7.7
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070707-00000007-rcdc-cn

2007年7月7日、この日は盧溝橋事件から70周年であると同時に北京市の中国人民抗日戦争記念館の20周年でもある。この20年間、抗日戦争記念館は国内外から1400万人以上もの参観者を集めてきた。

抗日戦争記念館はこの20年間に3回の展示内容の大規模変更を行ってきたが、特に2005年7月7日より公開されている展示「偉大な勝利―中国人民の抗日戦争と世界の反ファシスト戦争勝利60周年を記念して」は200万人を超える参観者を集め、高い評価を受けている。

7日には、開館20周年を記念し研究者の座談会や史料展などさまざまなイベントが挙行される。(翻訳・編集/KT)

70年前の今日、1937年7月7日は盧溝橋事件が勃発した日です。中国各地ではさまざまなイベントや資料展が開かれ、または小規模ながらデモ行進なども行われたもようです。

日本でも盧溝橋事件70周年を記念するイベントなどが多く開かれています。一例を挙げると、
▽7月6日(金)は東京・文京区で「もうひとつの七夕」(日中友好協会など共催)と題し、笠原十九司氏(都留文科大学教授)、西野瑠美子氏(ルポライターWAM館長)による講演会がありました。
http://www.janjan.jp/bin/event/event/0706271368.htmljanjan
▽7月7日(土)は、京都市で「戦争の真実を語る講演の集い」(京都平和委員会などの共催)と題し、永瀬隆氏(元陸軍通訳)の講演、神戸女学院大学石川康宏ゼミ所属の小谷直子さんらグループの研究・調査・支援などの体験の報告があります。
http://www.kyoto-minpo.net/archives/2007/06/30/70_2.php(京都民報)
▽7月8日(日)は、東京・渋谷で『7・7「盧溝橋事件」70年 日中戦争を教訓に、アジアの平和と共生を考える集い』と題し、元日本軍兵士で加害体験を語り継ぐ金子安次氏の講演、主催者の平和遺族会全国連絡会代表の西川重則氏の講演が行われます。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070704dde014040015000c.html毎日新聞


盧溝橋事件に関しては、この他にもイベントや展示会などが企画されており大きな盛り上がりとなっていますが、今年は南京大虐殺が起きた12月までを通し、イベントなどが多く行われることが予想されています。今後、ニュースや情報などで目に触れる機会も多くなるでしょう。

なお、イベント情報に関しては、「戦後責任ドットコム イベントカレンダー」において紹介させて頂いています。イベント情報の入手はもとより、イベント情報の発信にもご利用ください。
http://members.at.infoseek.co.jp/NankingMassacre/WebCal2.htm
(K−K)