【2007.05.15】中国残留孤児訴訟:賠償請求を棄却−−東京地裁

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/archive/news/2007/05/15/20070515ddm012040116000c.html
 東京都の中国残留孤児の男性(70)が、早期に帰国させる義務を怠ったとして国に100万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は14日、請求を棄却した。荒井勉裁判長は「日中国交正常化(72年)以後、国は早期帰国実現義務を負う」と判断した上で、「国の対応には一定の合理性があり、義務違反はなかった」として原告の主張を退けた。【北村和巳】