【2007.05.9】「親日派」子孫の土地、韓国政府が初没収  2007-05-02

 日本による戦前の朝鮮支配に積極加担した「親日派」韓国人の財産没収を進めている韓国政府の「親日反民族行為者財産調査委員会」は2日、日韓併合条約(1910年)当時の首相だった李完用親日派9人の子孫が相続した土地計約25万5000平方メートルを国家所有とする初の決定を下した。
 今回、没収対象になった9人は、植民地支配に至る過程から独立までの間に日本に協力したり、抵抗運動を弾圧したりした「売国行為」によって蓄財したと認定された。没収対象となった土地の推定時価は計63億ウォン(約8億1000万円)にのぼるとされるが、全体の財産規模は把握しきれていないという。没収された土地は直ちに国家名義に所有権が移転登記され、独立に貢献した人たちやその遺族のために使われる。
http://www.asahi.com/international/update/0502/TKY200705020306.html