毎日新聞 2007.03.28 日中関係
京都・光華寮訴訟:「早く改修したい」 提訴から40年、喜びも半分−−最高裁判決
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/archive/news/2007/03/28/20070328ddm041040116000c.html
 提訴から40年、上告から20年も争われた光華寮を巡る27日の最高裁判決は、無人の法廷で言い渡された。「台湾当局は訴訟を続けることができない」との司法判断に、台湾側の代理人は憤慨し、望みどおりの結果を勝ち取った寮生側は判決を高く評価した。


毎日新聞 2007.03.28 日中関係
京都・光華寮訴訟:「政治」避け放置 提訴から40年、法曹界認識に変化
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/archive/news/2007/03/28/20070328ddm002040053000c.html
 最高裁は27日の判決で、日中間の火種となりかねなかった「超長期裁判」にようやく区切りをつけた。提訴から40年、上告から20年も放置されてきたのはなぜなのか。「裁判所が政治的影響を与えることをなるべく避けたいと考え、棚に上げてしまった」。そう内幕を明かす関係者もいる。【木戸哲】


毎日新聞 2007.03.28 日中関係
京都・光華寮訴訟:「台湾の資格消滅」 最高裁、1審差し戻し
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/archive/news/2007/03/28/20070328ddm001040035000c.html
 中国と台湾のどちらに所有権があるかが争われていた中国人留学生寮「光華寮」(京都市)を巡る訴訟で、最高裁第3小法廷(藤田宙靖(ときやす)裁判長)は27日、台湾勝訴とした1、2審判決を破棄し、審理を京都地裁に差し戻した。判決は「原告は中国という国家」と判断したうえで「72年の日中共同声明で、台湾当局は原告の国家を代表する政府ではなくなり、訴訟を担当する資格を失った」と述べ、台湾当局を原告としてきた4件の下級審判決をすべて無効とした。提訴40年、上告20年で訴訟は大きな区切りを迎えた。