「靖国」盛岡、一関で上映 関係者「見てから議論して」【2008.04.09】(岩手日報)

http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080409_3

 全国で上映中止が相次いだドキュメンタリー映画靖国 YASUKUNI」について、盛岡市大通2丁目の「盛岡フォーラム」と一関市磐井町の「一関シネプラザ」は8日までに上映を決めた。7月から9月ごろまでに上映が始まる見通しだ。
 盛岡フォーラムは、本社のフォーラム運営委員会(山形市長沢裕二代表)が上映を配給元のアルゴ・ピクチャーズ(東京)に依頼。長沢代表は「映画を見る人のためにも何とか上映したかった」と理由を語る。
 一関シネプラザの松本健樹社長は「圧力を理由にやめるのはおかしい」と指摘する。
 今のところフィルムの配給本数が全国で5本と少なく、両館とも上映期日は未定。同運営委によると、早くても7月からになる見通しだ。
 同映画は全国5カ所の映画館で4月12日から上映を予定していたが、中止が相次いだ。その後、全国各地で上映依頼が殺到。5月からは全国21カ所での上映が決定した。
 みちのく国際ミステリー映画祭を企画していた盛岡市上田2丁目の脚本家道又力(つとむ)さんは「県内で見ることができるのは喜ばしい。いろいろな考えの人がいるだろうが、まず映画館に行ってから議論してほしい」と主張する。