沖縄集団自決訂正申請 県知事「まずますの結果」【2007/12/26】(産経新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071226-00000986-san-soci

 集団自決の記述を巡る検定問題について、沖縄県仲井真弘多知事は26日、「沖縄の声が口火となって、まずまずの結果となった」と大筋で評価する見解を述べた。
 また9月の県民大会実行委員長を務めた仲里利信県会議長らは、都内で会見し、「集団自決の記述がほぼ復活しており事実上、検定意見は消滅した。100点満点なら80点だ」とし、おおむね要望は取り入れられたと述べた。仲里議長らは「軍の強制」が削除されたことは大きな問題としたが、「処刑に近い“強制集団死”などの記述が認められた」などとした。
 一方、教科書会社では、承認された記述について東京書籍は「ある程度趣旨は通せた」と評価したが、「沖縄県民の感情の理解不足を含め、今回の対応は問題意識が足りなかった。異例な手続きだったが」と振り返った。
 清水書院は「どうすればいいか言ってくれという感じだった」と文科省の方針転換を批判。「現行制度では記述の後退もやむを得ない」とした。

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