「強制」外し、怒りの声 軍隊美化を指摘 「集団自決」検定問題【2007/12/23】(琉球新報)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071223-00000011-ryu-oki

 高校歴史教科書の「集団自決」(強制集団死)検定問題で、訂正申請の記述内容について文部科学省の教科書調査官と教科書出版社が、日本軍による「強制」の文言使用を避ける形で調整していることに、「教科書検定意見撤回を求める県民大会」実行委員からは22日、怒りの声が上がった。
 代表団として25日に上京する副実行委員長の小渡ハル子県婦人連合会長は「県民大会の前に戻ってしまった。11万6千人の思いを踏みにじるもので、許せない」と話し「文科省が記述にこだわるのは、軍隊を美化したいという思いが見え見えで、背景には軍事化が進む日本の流れがある。だからこれだけは譲れない」と強く訴えた。
 県民大会事務局幹事で代表団の平良長政県議は「もし事実であるならば許せない。県民大会が成功したのにもかかわらず、申請をやり直す文科省のやり方について憤りを感じる」と話した。
 実行委員の「青春を語る会」の中山きく代表(白梅同窓会会長)は「手りゅう弾を渡し、受け取った側の住民は命令として受け取っているので強制。文科省は住民の意思を尊重すると言いながら結局、沖縄の要望に添っていない。強制という文言を使用してほしい」と訴えた。

 検定調査審議会がとんでもない方針を出しました。まったくもって市井の意見を無視したもので、噴飯ものです。こうした動きの背景には、やはり否定派のヒステリックなまでの反応があるのではないでしょうか。それ以上のカウンターパンチをこっちもお見舞いしてやらなければいけません、今すぐにでも。(アクセル)