慰安婦がテーマの学術大会、30日にソウルで開催【2007.11.29】(聯合ニュース)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071129-00000004-yonh-kr

【ソウル28日聯合】米議会やオランダ下院で旧日本軍の慰安婦問題に関する決議案が採択されたのに次ぎ、フィリピンや豪州議会でも同案の採択が進められているなか、30日にソウル・プレスセンターで、韓国近代史学会と東北亜歴史財団主催で「日帝植民支配の暴力性と日本軍慰安婦」をテーマにした学術大会が開催される。
 この学術大会で、日本・中央大学の吉見義明教授は慰安婦問題を研究した成果を紹介する。事前に公開された吉見教授の発表文内容によると、慰安婦として強制連行された女性の数は最低5万〜20万人に達する。また、1940年に日本大本営陸軍部研究班がまとめた「支那事変に於ける軍紀風紀の見地より観察せる性病に就て」をもとに推定したところ、慰安婦のうち朝鮮人女性は半分を超える51.8%、中国人は36.0%、日本人は12.2%だった。吉見教授は、朝鮮人と中国人の割合が圧倒的に多いのは、植民地と占領地の女性が主に犠牲になったことを意味し、露骨な人種差別が行われたことを示唆するものだと主張している。
 学術大会ではこのほか、論文発表や、オランダ・ユトレヒト大学教授のテーマ発表としてオランダ人慰安婦の被害事例の紹介などが行われる。