林教授、意見で「軍の強制」強調/「集団自決」問題【2007.11.27】(沖縄タイムス)

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200711271700_05.html

 文部科学省が高校の日本史教科書から、沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」に対する軍の強制を示す記述を削除させた教科書検定問題で、沖縄戦を含めた日本軍の戦争犯罪について研究している林博史関東学院大教授が二十七日、教科用図書検定調査審議会に提出した意見を自身のホームページで公表した。文科省は教科書会社からの「集団自決」に関する記述の訂正申請について、可否を判断するため林教授らから意見を聴いている(公表内容の詳細は二十八日朝刊に掲載)。
 林教授は、文科省から公表を控えるよう求められていたが「秘密裏に検定を行ったことが、今回のようなゆがんだ検定につながった」と考え、「検定過程を広く市民に公開し、その中で検定手続きが行われるべきだ」と公表に踏み切った。
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