11月中にも国・京都府・宇治市で三者協議 ウトロ問題で山田知事意向(京都新聞) (21日22時39分)

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 京都府山田啓二知事は21日の定例記者会見で、在日韓国・朝鮮人が住む宇治市伊勢田町のウトロ地区問題について「できるだけ早く話し合う場を持ちたい」とし、国と京都府宇治市三者協議を月内にも始める意向を明らかにした。
 ウトロ問題で住民の土地の買い取り交渉にめどが立ったことを受けて山田知事は20日、久保田勇宇治市長と冬柴鉄三国交相を訪れ、まちづくり支援策を協議することで合意している。
 山田知事は会見で、「戦後補償問題は全く別の問題になってしまうので、まちづくり、環境対策の観点を協議の中心に据えていくべきだ。京都府は、宇治市、国の間で接着剤のような役割を果たしたい。今月か来月にも話し合いの場をつくりたい」と述べた。
 また大阪市長選で民主党推薦の平松邦夫氏が勝利したことについて、山田知事は「大阪市財政再建は大変厳しく、立ち直らないと関西復権が問われる。党派の問題ではない。京都市長選の場合、府市協調が欠かせないが、二極、三極のどちらが良いと言うのは避ける」とした。