日本軍「慰安婦」問題、EUでの動き

[日本軍「慰安婦」問題]オランダ下院、従軍慰安婦問題で日本に謝罪要求決議【2007.11.10】(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071110-00000111-yom-int

ブリュッセル=尾関航也】オランダ下院は8日、第2次大戦中のいわゆる従軍慰安婦問題で、日本に謝罪や賠償を求める決議案を全会一致で採択した。
 この問題に関する議会決議は欧州では初めて。米下院が今年7月に同様の決議を採択したのが「飛び火」した形だ。
 地元メディアによると、8日の本会議で採択された決議は、旧日本軍が戦時中、アジア諸国や西欧出身の女性を「性的奴隷」として働かせたとして、日本政府に元慰安婦への謝罪、賠償を求めている。決議に法的拘束力はないが、フェルハーヘン外相は同日、決議を日本政府に伝達する意向を示した。
 オランダ国内では、日本占領下のインドネシア慰安所で働かされたというオランダ人女性らが、日本に謝罪を求める活動を展開しており、日本政府の姿勢に批判的な世論が強い。

[日本軍「慰安婦」問題]<従軍慰安婦欧州議会で3女性が初証言 日本の対応訴え【2007.11.07】(毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071107-00000024-mai-int

ブリュッセル福原直樹】欧州連合(EU・27カ国)に設置された欧州議会外交委員会は6日、旧日本軍に強制された従軍慰安婦だったと訴える女性3人を招き、聴聞会を開いた。3人は「日本は元慰安婦に公的な賠償を行っていない」と主張、日本政府に謝罪などを要請するため同議会の協力を求めた。慰安婦だったと名乗る人々が欧州議会で証言したのは初めて。
 証言したのはオランダ、韓国、フィリピン国籍の3人で、国際的な人権救済組織「アムネスティ・インターナショナル」の招きに応じた。
 3人のうち、ギル・ウォンオクさん(79)=韓国ソウル在住=とローラ・メネンさん(78)=フィリピン在住=は毎日新聞の取材に「元慰安婦らは年老いており、早急な日本政府の対応が必要だ」と訴えた。欧州議会の決議に法的拘束力はないが、EUや欧州各国の政策に大きな影響力がある。