中国人強制連行訴訟:原告控訴棄却 司法救済、道険しく /北海道 6月29日11時1分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070629-00000033-mailo-hok

 「中国人強制連行北海道訴訟」で、札幌高裁は28日、再び原告敗訴の判決を言い渡した。伊藤紘基裁判長は、強制連行と強制労働を「違法」と指摘、被告企業の安全配慮義務違反を認めるなど、1審・札幌地裁判決(04年3月)より踏み込んだ判断を示したものの、別の強制連行訴訟の最高裁判決(4月27日)を踏襲した。原告は上告する方針だが、司法救済の道は閉ざされているのが実情。政治救済を求める声が高まるのは必至だ。【芳賀竜也、坂井友子】

 二件とも敗訴です。が、報道から大江山は不明ですが、中国人強制連行北海道訴訟では明確に「強制連行と強制労働を「違法」と指摘、被告企業の安全配慮義務違反を認め」ています。戦後補償裁判は今年4月の最高裁判決で、サンフランシスコ条約で個人の請求権が消滅したと判断したために、非常に困難な状況にあります。しかし事実認定や企業の安全配慮義務違反などの壁は確実に破られつつあるの
で、今後この点をいかに活かすかが問題となります。

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