【2007.05.09】クローズアップ2007:首相の例大祭供物問題 「靖国論争」再燃必至

http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/archive/news/2007/05/20070509ddm003010071000c.html
春季例大祭で本殿脇には安倍晋三首相らが奉納した真榊が置かれた=東京都千代田区靖国神社で2007年4月23日、長谷川直亮撮影 安倍晋三首相が靖国神社の春季例大祭(4月21〜23日)に「内閣総理大臣」名で「真榊(まさかき)」を供えていたことが明らかになり、「靖国問題」が再浮上した。春の参拝を見送る一方で奉納を選んだ背景には、自身の年内訪中や来年の中国の胡錦濤国家主席の来日と、「足場」である参拝支持派への配慮との兼ね合いがあるとみられる。首相は奉納の事実確認さえ拒み、靖国問題をめぐる「あいまい路線」を貫くが、その是非が内外で問われる事態は避けられそうにない。【西田進一郎、田所柳子】