追記:この事件についてのブログ・記事紹介(梁英聖)

 この記事について、いろんなブロガーが記事を書いてます。

慰安婦強制性否定のワシントン・ポスト全面広告(英文と翻訳)

(ブログ「美しい壺日記」より)
http://dj19.blog86.fc2.com/blog-entry-83.html
 記事の英文・翻訳が読めます。

■2007年6月14日 ワシントンポスト紙 従軍慰安婦(性奴隷)強制文書否定広告署名国会議員名簿

(「村野瀬玲奈の秘書課広報室」ブログ、2007年6月15日)
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-266.html

 村野さんのブログから国会議員の署名者をまとめさせて頂きました。

《国会議員合計44名》

自民党】(29名)
愛知和男   自民 衆議院 東京都(比)
赤池誠章   自民 衆議院 南関東,(比)南関東
稲田朋美   自民 衆議院 北陸信越(福井1)
江藤拓    自民 衆議院 九州(宮崎2)
大塚高司   自民 衆議院 近畿(大阪8)
岡部英明   自民 衆議院 北関東(比)
小川友一   自民 衆議院 東京都(東京21)
鍵田忠兵衛 自民 衆議院 近畿,(比)
亀岡偉民   自民 衆議院 東北(福島1)
木原稔    自民 衆議院 九州(比)
木挽司    自民 衆議院 近畿(兵庫6)
坂井学    自民 衆議院 南関東(神奈川5)
島村宜伸   自民 衆議院 東京都(東京16)
杉田元司   自民 衆議院 東海(比)
鈴木馨祐   自民 衆議院 南関東(比)
薗浦健太郎 自民 衆議院 南関東(千葉5)
平将明    自民 衆議院 東京都(東京4)
土井亨    自民 衆議院 東北(宮城1)
土井真樹   自民 衆議院 東海(比)
戸井田とおる自民 衆議院 近畿(兵庫11)
西本勝子   自民 衆議院 四国(比)
林潤      自民 衆議院 南関東(神奈川4)
古川禎久   自民 衆議院 九州(宮崎3)
松本文明   自民 衆議院 東京都(東京7)
松本洋平   自民 衆議院 東京都(東京19)
武藤容治   自民 衆議院 東海(岐阜3)
山本ともひろ 自民 衆議院 近畿(比)
渡部篤    自民 衆議院 東北(比)
中川義雄   自民 参議院 北海道

民主党】(13名)
石関貴史   民主 衆議院 北関東 
泉健太    民主 衆議院 近畿(京都3)
河村たかし  民主 衆議院 東海(愛知1)
北神圭朗   民主 衆議院 近畿(比)
神風英男   民主 衆議院 北関東(比)
田村謙治   民主 衆議院 東海(比)
牧義夫    民主 衆議院 東海(愛知4)
松木謙公   民主 衆議院 北海道(比)
松原仁    民主 衆議院 東京都(比)
吉田泉    民主 衆議院 東北(比)
笠浩史    民主 衆議院 南関東(比)
鷲尾英一郎 民主 衆議院 北陸信越(比)
松下新平   民主 参議院, 九州(宮崎)

【無所属】(2名)
西村真悟   無   衆議院 近畿(比)   旧民主党
平沼赳夫   無   衆議院 中国(岡山3) 旧自民党

 またその他賛同者19名については、

《その他19名》

【教授/政治評論家/ジャーナリスト】
福田逸 (Hayaru Fukuda) 明治大学教授・新しい歴史教科書をつくる会理事.
遠藤浩一(Koichi Endoh) 拓殖大学日本文化研究所客員教授・同上
宮崎正弘 (Masahiro Miyazaki) 国際エコノミスト
東中野修道亜細亜大学教授)、今日の南京事件否定派の中心人物
荒木和博 (Kazuhiro Araki) 拓殖大学教授、北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会事務局長
島田洋一 (Youichi Shimada) 福井県立大学教授、安倍晋三ブレーンの一人
西岡力  (Tsutomu Nishioka) 同上 (東京基督教大学教授)
藤岡信勝   (Nobukatsu Fujioka) 拓殖大学教授、<つくる会>会長
加瀬英明   (Hideaki Kase) 外交評論家、日本会議代表委員、史実を世界に発信する会会長
西尾幹二   (Kanji Nishio)<つくる会>名誉会長 (電気通信大学名誉教授)
富岡幸一郎 (Kouichirou Tomioka)
岡崎久彦  (Hisahiko Okazaki) 元駐タイ大使、日本の集団的自衛権保持の可能性について考える会
有識者委員

アオヤマ・シゲハル(Shigeharu Aoyama)
モテキ・ヒロミチ (Hiromichi Moteki)

賛同人:歴史事実委員会として
屋山太郎 (Tarou Yayama)  政治評論家
桜井良子 (Yoshiko Sakurai) ジャーナリスト
花岡信明 (Nobuaki Hanaoka)  政治評論家
すぎやまこういち (Koichi Sugiyama)作曲家
西村幸佑 (Kohyu Nishimura) ジャーナリスト、「「反日」の構造―中国、韓国、北朝鮮を煽っているのは誰か」の著者

「慰安婦強制の文書ない」 日本の国会議員ら米紙に広告

dotcom-sengo2007-06-16

http://www.asahi.com/politics/update/0615/TKY200706150143.html

従軍慰安婦問題をめぐり、日本の国会議員有志や言論人らが14日付の米紙ワシントン・ポストに「旧日本軍によって強制的に従軍慰安婦にされたことを示す文書は見つかっていない」と訴える全面広告を出した。……

同広告の主張のポイントは、
(1)旧日本軍の強制を示す文書がない
(2)強制しないよう民間業者に警告する文書が見つかっている
(3)インドネシアなどでの強制連行のケースは軍紀が崩れていたケースであり、責任者は厳しく処罰された、
(4)慰安婦は「性奴隷」でない、慰安婦公娼制度であり、当時の世界では普通のことである。
(5)「事実無根の中傷に謝罪すれば、人々に間違った印象を残し、日米の友好にも悪影響を与えかねない」
というものです。


この主張の中で第一点目の主張は、第三点目の主張がある限り矛盾すると思われます。また、第三点目のケースはスマラン事件を念頭に置いたものと思われますが、このスマラン事件での責任者処罰のケースがまれなものであり、中国での日本軍作戦地・占領地におけるケースではほとんど処罰されることはなかったようです。
(例えば山西省軍「慰安婦」裁判のケース)


第四点目の主張には、国家機関である軍が売春施設を所持した点、この売春施設において身体の自由を奪われ売春行為を強制するものであった点など、国際世論で問題とされている点を無視したものです。例えば、国連人権小委員会で賛同を得たマクドゥーガル報告では、奴隷制・奴隷売買を禁止している慣習法違反、戦争犯罪、人道に対する罪として指摘しており、ILO(世界労働機関)の専門家委員会では強制労働条約に違反していると指摘しています。


この記事よると、アメリカ下院での日本政府に対する謝罪要求決議案は、共同提案者が130人に上っているということです。今回の意見広告は、アメリカ世論にこの決議案が採択されないよう訴えたものと思われますが、その思いとは裏腹に、採択を早める結果となるのではないでしょうか?


なお、連合ニュースには、決議案の提案者であるマイク・ホンダ議員の代理人のコメントが掲載されていました。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2007/06/15/0900000000AJP20070615000600882.HTML

一連の主張に対し、ホンダ議員の代理人を務める弁護士は「広告の主張はこれまで数十年間にわたり繰り返されてきた正確でないもの」とし、これらの主張はすでに誤りであることがわかっており、説得力もなく論評の価値もないと切り捨てた。

▼賛同者 氏名・肩書き
島村宜伸(元農水相、衆・自民党)、平沼赳夫(元経済産業相、衆・無所属)、河村たかし(衆・民主党)、松原仁(衆・民主党)、岡崎久彦(元駐タイ大使)、桜井よしこ(ジャーナリスト)、屋山太郎(政治評論家)


▼関連記事
米紙に「慰安婦」反論の全面広告、賛同者に平沼元経産相ら(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070615-00000504-yom-int
日本の議員ら、慰安婦問題でワシントンポストに広告(YONHAP NEWS)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070615-00000014-yonh-kr
慰安婦強制性否定の全面広告=日本の議員・言論人有志−米紙(時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070615-00000032-jij-int